HTML5でテレビ電話、Chrome Beta for AndroidでWebRTCを試す

Chrome Beta for Android で WebRTC

昨日Chrome Beta for Android を使った Data Compression Proxy機能について紹介しましたが、html5j のメーリングリストで WebRTC もこのバージョンでサポートもされていることも教えていただきました。

また、昨日まで Nexus7 にインストールすることができなかったこの最新版のChrome Beta for Android が、なんと今朝バージョンアップで使えるようになってます。 モバイル端末での WebRTC の利用は面白いですよね。さっそく2台の Android端末を使って WebRTC を試してみましょう。

使い方は、以下の通り chrome://flags で有効化するだけです。

なお、今朝の WebRTC プロジェクトでのアナウンスでは、まだ early release の段階で動かない機能が多いよとのことです。使う際はその辺を十分考慮に入れて試してください。

WebRTCカメラを試す

まずは、以前、「HTML5とか勉強会」でOperaのダニエルさんがライブコーディングでデモされた、「WebRTCカメラ」を試してみましょう。

うーん、画像データを canvas に書き出すと色合いが変ですねぇ。デスクトップ版ならこんなことないんですが・・・

このデモは、 http://html5.ohtsu.org/webrtc.html にあります。

WebRTCテレビ電話を試す

次はいよいよ2台のAndroid端末をつなげた試験をしてみます。WebRTCのサーバを自前で用意するのは大変なので、今回はWebRTCプロジェクトの apprtc サイトを使わせていただきました。

おぉ、まさにテレビ電話。音声は結構割れますし、画像処理でCPUを結構使っているようです。(Nexus7の筐体がみるみる熱くなる）

でも実際に試してみると、HTML5の世界もここまで来たのかぁ〜、と感慨深いものがあります。
今後のWebRTCの開発に注目です。